深みにはまるスパム騒動。被害者は誰? アップル? 不正アクセスを受けたサーバー管理者? スパムを受けた登録者たち? 責任を負うのは誰? ML送信用アドレスを抜かれた誰か? そして,不正アクセスを行った誰か?
アップル関連のユーザーのメールアカウントに,記憶のないメーリングリストからのメールが配信される事件が発生している。メールアカウントが不正に流出し,無断で登録されたのではという憶測が流れている。ユーザーには,記憶のないメーリングリストから「不正なアクセス」という題名の届き,それに返信することで,すべてのユーザーにそのメールが配信されてしまう。
MacWIREが号外として配信してきたのですが,伏せ字が多くてさっぱり訳がわかりません(^_^;)。ちゃんと載せようよ,混乱するだけぢゃん,MacWIREの登録アカウントが抜かれたのかと思いましたよ。実際は,どうもアップルの技術情報を扱うテックインフォ・メーリングリストに登録している人に関係ないメールがばらまかれたようです。興味のある方は,「bestboy」メールについてやbestboy.netizen.or.jp情報収集ボードを参照して欲しいです。
で,情報を整理すると…。岩手大学(トラブル説明のリリース)のサーバーが不正アクセスを受けており,管理者が不正アクセス者のメールアドレス(bb0045000320@bestboy.netizen.or.jp)を入手した。だが,そのメアドは,アップルのテックインフォMLの送信用アドレスだった。そのためテックインフォMLの登録者に,岩手大学のサーバー管理者から「不正なアクセスをしないように」というメールが配信された,という感じ。で,そのnetizenのメール配信サービスが5月で終了しているということで混乱した(実際はまだ利用されているようだ)。テックインフォMLの送信用アドレスがなぜ漏れたのか? どのように漏れたのか? 岩手大学への不正アクセス者がなぜその送信用メアドを利用したのか? テックインフォMLのアドレスと知っていて悪用したかの? 謎が謎を呼ぶスパム騒動。とりあえず,被害に遭われた方はご対処ください。きっと月曜日にはちゃんとした情報がまとめられるでしょうから,それを見てくださいませ(追記:アップルからのTech Info Libraryメーリングリストご登録の皆さまへ)。
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